商品ページが売れないと、写真を変える、説明を増やす、価格を見直す、といった改善案がすぐ思い浮かびます。ただ、最初からページを触ってしまうと、本当の問題が別の場所にあったり、何が効いたのか分からなくなったりします。

商品ページ改善は、直す前の整理から始めます。この記事では、自分で商品ページ改善を進めるための流れを7つのSTEPに分けて説明します。

商品ページ改善の7STEP

上から順に進めると、感覚ではなく手順で改善を進められます。各STEPの名前をクリックすると、詳しく解説しているGuideへ移動します。

STEP1|まず「何が悪いか」を決めつけない

売れない原因は、商品ページとは限りません。そもそも見られていないのか、見られているのに購入されていないのかで、直すべき場所がまったく変わります。

アクセスが少ないのに商品ページだけを直しても、効果は測りにくくなります。逆に、アクセスは十分にあるのに購入されていないなら、商品ページや価格・客単価側を疑う理由になります。

アクセス
CVR
客単価

ネットショップで商品が売れない原因の切り分け方

STEP2|誰が、なぜ買う商品なのかを整理する

ターゲットは、「30代女性」のような属性だけでは決まりません。同じ属性でも、どんな状況で困っているか、今は何で代用しているか、何を不安に感じているかによって、響く商品ページはまったく違います。

高度な顧客調査がなくても整理はできます。既存のレビュー、問い合わせの内容、SNSのコメント、これまでの接客で聞いてきたことからでも、十分に手がかりが集まります。

「30代女性」だけでは、商品ページは作れない。

STEP3|競合を真似するのではなく、違いを見つける

競合は多くの商品を見る必要はありません。まずは2〜3商品で十分です。価格、送料、商品写真、レビュー、FAQなど、購入判断に関わる項目を並べて比べてみてください。

比べた結果は、そのまま真似するのではなく、自社に足りない部分、すでに強みと言える部分、差別化できそうな部分に分けて考えます。以下は、その分け方の例です(数字は説明用の仮のものです)。

比較項目価格自社¥3,980競合A¥3,200競合B¥4,500判定不足
比較項目送料自社全国一律¥600競合A¥5,000以上で送料無料競合B常時送料無料判定不足
比較項目商品写真自社使用シーン写真あり・6枚競合A商品単体のみ・3枚競合B商品単体のみ・4枚判定強み
比較項目レビュー自社120件・具体的な感想が多い競合A15件競合B40件判定強み
比較項目FAQ自社用途別FAQを掲載競合AFAQなし競合B配送に関するFAQのみ判定差別化

同じ土俵で戦う項目と、差をつけられそうな項目を分けて考えることがポイントです。

競合を見るなら、“売れている理由”まで見る。

STEP4|商品ページだけでなく、購入までの流れを見る

商品ページに問題があると思っていても、実際にはその手前や先で止まっていることがあります。広告やSNS、検索から来た人が、商品ページ、カート、購入まで、どこで離脱しているかを見てください。

商品ページまで来ていないなら、集客側も確認する理由になります。商品ページは見られているのにカートに進まないなら、ページの内容を確認します。カートには入るのに購入されないなら、送料や購入手続きも確認対象になります。

広告・SNS・検索
商品ページ
カート
購入

お客さまは、いきなり購入するわけではない。

STEP5|ここで初めて商品ページそのものを診断する

ここまでの確認を終えたら、ようやく商品ページ自体を見ていきます。ファーストビュー、商品写真、商品の価値、価格、送料、レビュー、配送、FAQ、購入ボタンなど、確認する場所は多岐にわたります。

この記事では、それぞれの直し方までは解説しません。目的は、問題になっていそうな候補を洗い出すことだからです。

商品ページ改善チェックの結果画面。商品ページ準備度78%と、信頼・不安、商品情報、写真、購入導線、Mobile、FV、訴求のカテゴリ別結果が表示されている。
商品ページ改善チェックでは、項目ごとに確認できます。

商品ページ、どこを見ればいい? 商品ページ改善チェックを試す

STEP6|見つけた問題を全部同時に直さない

問題候補が複数見つかっても、すべてを同時に直す必要はありません。購入への影響、重要度、修正にかかる負荷を基準に、今すぐ、次に、後で、今回は触らない、の4つに分けて考えます。

価格が確認できない、購入ボタンが動かない、送料条件が分からないといった問題は、優先度が高くなりやすいところです。改善対象は1〜3個程度に絞れると進めやすくなりますが、必ずそうしなければならないわけではありません。

1今すぐ購入を妨げている問題
2次に影響が大きく、対応しやすい問題
3後で影響はあるが、急がない問題
4今回は触らない影響が小さい、または負荷が高すぎる問題

商品ページ、どこから直せばいい?

STEP7|変更前と変更後を残す

商品ページを直したら、そのままにせず記録を残します。最低限、変更日、変更内容、アクセス、購入件数、CVR、売上は残しておいてください。

広告、セール、SNS、季節など、数字に影響する外部要因があれば、それもあわせて記録します。CVRが上がったからといって、それだけで改善が成功したとは言い切れません。母数や外部要因も見たうえで判断します。

Before
変更
After
広告セールSNS季節

商品ページを改善したあと、何を見ればいい?

最後に:まず1商品から始める

ここまでの7STEPを、ネットショップ全体で一気にやろうとしなくて大丈夫です。まずは1つの商品だけで構いません。

  1. 現状の数字を見る
  2. ターゲットを1人分整理する
  3. 競合2〜3商品を見る
  4. 自分の商品ページを診断する
  5. 直す場所を1〜3個決める

その後、実際に変更して、効果を検証してください。

Guide「商品ページ、いきなり直していませんか?」冒頭のSTEP進行ナビ。STEP1〜7(課題発見・ターゲット・競合分析・ファネル・ページ診断・優先順位・効果検証)が表示され、現在地(STEP1・課題発見)が示されている。
各Guideには、今どのSTEPかを示すナビがあります。

商品ページ、いきなり直していませんか?

7STEPを進めるときに使えるツール

STEPごとのGuideは本文中でリンクしています。ここでは、数字の確認に使える無料Toolと、関連記事をまとめました。

ネットショップで商品が売れない原因の切り分け方

アクセスとCVR、どちらに問題がありそうかを最初に切り分ける記事です。

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CVR計算ツール

アクセス数と購入件数から、CVRを実際に計算してみます。

CVRを計算する

商品ページ改善チェック

商品ページを25項目で簡易チェックし、改善候補を確認します。

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