商品が増えてくると、どの商品に力を入れるべきか分からなくなります。売上の多くを、ごく一部の商品が占めていることも少なくありません。

この記事では、貢献度の大きい順にSKUを整理するABC分析の計算方法と、ネットショップの商品管理での使い方を解説します。

ABC分析とは

ABC分析とは、SKUを売上や利益への貢献度の大きい順に並べ、累積構成比で3つのグループ(A・B・C)に分ける方法です。少数のSKUが全体のどれくらいを占めているかが分かります。

計算方法

値(売上または利益)の大きい順に並べ、構成比と累積構成比を求めます。区分は、そのSKUを加える前の累積構成比で決めます。

構成比(%) = そのSKUの値 ÷ 全SKUの値の合計 × 100

累積構成比(%) = 値の大きい順に構成比を足し上げた値

区分 = 加える前の累積構成比が70%未満ならA、90%未満ならB、それ以上ならC

70%・90%は一般的な目安で、決まった値ではありません。商品数や用途に応じて変えて構いません。

具体例

6つのSKUの売上が、500,000円・300,000円・100,000円・50,000円・30,000円・20,000円(合計1,000,000円)の場合です。

SKU(大きい順)1位 SKU-A(50万円)構成比 / 累積構成比50% / 50%区分A
SKU(大きい順)2位 SKU-B(30万円)構成比 / 累積構成比30% / 80%区分A
SKU(大きい順)3位 SKU-C(10万円)構成比 / 累積構成比10% / 90%区分B
SKU(大きい順)4位 SKU-D(5万円)構成比 / 累積構成比5% / 95%区分C
SKU(大きい順)5位 SKU-E(3万円)構成比 / 累積構成比3% / 98%区分C
SKU(大きい順)6位 SKU-F(2万円)構成比 / 累積構成比2% / 100%区分C

2位のSKU-Bは、加える前の累積構成比が50%(70%未満)なので、累積が80%になってもAに含めます。上位2SKUで売上の80%を占めている、ということが分かります。

商品管理での使いどころ

Aに入るSKUは、欠品や品質の問題が売上全体に響きやすいため、在庫切れや商品ページの状態を優先して確認する、といった使い方ができます。ただし、Cに入るSKUが不要という意味ではありません。新商品や、ほかの商品と一緒に買われる商品など、貢献度以外の役割を持つSKUもあります。

また、売上で分析するか利益で分析するかによって、結果は変わります。売上が大きくても利益が薄い商品は、売上基準ではAでも、利益基準では下位になることがあります。

SKU別に利益を比較する方法|売れているのに利益が残らない商品を見つける →

自分の数字で分析する

SKUごとの売上(または利益)を入力するか、CSVを貼り付けると、構成比・累積構成比・区分を一覧で確認できます。区分の境界は変更できます。

ABC分析ツールを使う →